この度は第3回国際論文奨励賞という大変栄えある賞を賜りまして誠にありがとうございました。理学療法士として初の受賞という栄誉を頂きまして本当に嬉しく思います。論文執筆に際しましては、末永直樹先生、大泉尚美先生を始めとした当院上肢班の先生やリハビリテーション科スタッフにたくさんのご指導を頂きました．この場をお借りして深く感謝申し上げます。

私はこれまで学会発表をするまでで研究を終えてしまっており、論文という形で世の中に残すということを出来ていませんでした。2021年に初めて英語論文がアクセプトされ、完成した論文を見た際には、何よりも嬉しく頑張って論文を書いて良かったと心から思え、本賞を設立された末永先生からの激励もありもっと英語論文を書いて世界に発信しようというモチベーションになりました．3編のうち最初にJSESにアクセプトされたこと、また、第2回の国際論文奨励賞を受賞された川真田先生の姿を見たのもあり、絶対に3編以上アクセプトされて理学療法士として初めての受賞を目指してやると毎日少しずつですが頑張ることができました．

世の中には私以上にたくさんの論文を世界に発信し、国際舞台で活躍されている理学療法士の先生がたくさんいらっしゃいます。まだ論文を書いたことが無い先生も、自分の行った研究を世界に発信するために是非論文を書き始めてみて欲しいと思います。私もまた日々の臨床における疑問を研究、論文へと昇華し、再びこの栄誉ある賞を頂けるようにまた一歩ずつ歩みを進めていきたいと思います。

末筆になりますが、改めまして本賞の創設、選定に関わっていただいた皆様に深く感謝申し上げまして私からの声とさせて頂きます。この度は誠にありがとうございました。